男子100メートル 桐生祥秀、2着も視線は決勝のみ「60メートルで追うのをやめた。通ればいいかな」

[ 2019年6月28日 05:30 ]

陸上 日本選手権第1日 ( 2019年6月27日    福岡・博多の森陸上競技場 )

男子100メートル準決勝、10秒22で決勝進出を決めた桐生(撮影・岡田 丈靖)
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 桐生祥秀(23=日本生命)は律義な男だ。負けた試合でも、必ず丁寧に取材に応じる。小池に大差をつけられて2着だった準決勝後も、質問にしっかり答えた。ただし、時折、言葉に怒気を含んでいた。自分へのいら立ちに違いなかった。

 「60メートルで追うのをやめて、横を確認して力を抜いた。(2着で)通ると思った。別に通ればいいかな」

 決勝以外は勝敗は関係ないと強調したが、ピリッとしない一日だった。気温30度、湿度が60%超という条件だった予選は「蒸し暑くてどうしようもなかった」と、エンジンをかけることなく10秒31(向かい風0.4メートル)の4組1着だった。

 準決勝も、小池に序盤で出られたことで、刀を抜くことなく走り終えた。10秒22(追い風0.2メートル)。サニブラウンとの一騎打ちどころか、全体5番目の記録で決勝に進んだ。「落ち着いて中盤から後半で勝負したい」。冷静に前を向いた日本人最初の9秒台男。求められる結果は分かっている。

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