50歳手嶋 強風何の“熟練の技”で自賛2差4位 シード最終年復活へ好発進

[ 2019年5月10日 05:30 ]

男子ゴルフツアー アジアパシフィック・ダイヤモンド・カップ第1日 ( 2019年5月9日    千葉県 総武CC総武C=77333ヤード、パー71 )

1番、4位タイの手嶋多一は笑顔を見せる(撮影・西尾 大助)
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 平均5メートルを超える強風で各選手のスコアが伸び悩む中、50歳の手嶋多一(ミズノ)が3バーディー、1ボギーの2アンダー69にまとめ、首位と2打差、4位の好スタートを切った。ツアー8勝のベテランは今年がシード最終年。シニアツアー開幕戦を制した好調をキープし、逆襲を狙う。ダンタイ・ブーマ(23=タイ)が4アンダー、67で首位に立った。

 今季からシニア入りした手嶋が、ベテランの味を発揮した。硬いフェアウエーに加え「風が難しい」と各選手が口をそろえる中、ボギーは1つだけ。フェアウエーキープを優先に、右ドッグレッグのホールも「フェードなど考えず、3Wで攻める」を徹底。「ピンを狙わず、グリーン手前から攻めたり、考えてゴルフができる」と自賛の内容だった。

 ルーキーイヤーとなったシニアでは4月の開幕戦、金秀シニアでデビュー戦優勝。ツアー8勝の実績から2週間後の全米プロシニア出場も決まっており「凄いメンバーがいるので楽しみ」と新たな目標もモチベーションになっているという。

 ツアーでの優勝は15年のミズノオープンが最後。昨年は賞金ランク88位で22年間守った賞金シードを逃し、今季は14年日本プロ優勝の5年シードで出場しているが、今年が最終年。「何としてもシードが欲しいので、ツアー中心でいきます」とシード復活を狙っている。   (石川 照次)

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2019年5月10日のニュース