渡辺雄太が渡米 W杯見据え「どれだけ戦えるか楽しみ」

[ 2019年5月5日 11:39 ]

日本での休暇を終えて渡米する渡辺
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 米プロバスケットボールNBAで2人目の日本人選手となったグリズリーズの渡辺雄太(24)がW杯中国大会(8月31日~9月15日)に向けて、日本代表のフリオ・ラマス監督(54=アルゼンチン)と会談したことを明かした。日本での約2週間の休暇を終えて、5日に渡米。成田空港で取材に応じ「ラマス監督、東野技術委員長と会い、今後の日本代表のスケジュールなどについて話しました」と説明した。

 渡辺は日本滞在中も北区ナショナルトレーニングセンターや大学体育館などでほぼ毎日体を動かしていた。CM撮影やテレビ収録などの過密スケジュールの合間を縫って、日本代表の首脳陣と会談。ラマス監督からは「1年間よく頑張った。NBAの選手として十分にやっていける。次はサマーリーグに集中してほしい。日本代表の合流については今後もコミュニケーションを取って、スケジュールを決めていこう」と言われたという。

 渡辺は来季も下部Gリーグのハッスルに所属しながら一定期間NBAでプレー可能なツーウエー契約でコートに立つ。7月のサマーリーグ(5~15日、オーランド)に向けて、6日からグリズリーズの若手中心の合同練習に参加。4月にクラブがJ・B・ビッカースタッフ監督(40)の解任と、フロント陣の更迭を発表したこともあり「入れ替わりの激しい世界。昨季もツーウエー契約の選手が2人解雇されている。今の自分のままでは、この先、生き残れないのは自分が一番分かっている」とレベルアップを誓った。

 W杯1次リーグは米国、トルコ、チェコと同じE組。渡辺は「日本がどれだけ強くなっているのは確認できる舞台。どれだけ戦えるか楽しみ。勝てない試合はないと思っている。グリズリーズと日本協会との話し合いが必要だが、おそらくサマーリーグ後に日本代表に合流できると思う」と自国開催だった06年以来3大会ぶりに日本が出場する大舞台を見据えた。

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2019年5月5日のニュース