高安 荒磯親方と4日連続で稽古 5勝24敗も勝敗以上の収穫「力勝負ができた」

[ 2019年5月5日 14:13 ]

4日連続で荒磯親方(右)と稽古をした高安
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 大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)で初優勝を目指す大関・高安(29=田子ノ浦部屋)が5日、東京都江戸川区の同部屋で、4日連続で荒磯親方(元横綱・稀勢の里)と稽古を行った。この日は29番取って5勝24敗。自身との三番稽古のために仕上げてきた荒磯親方に右上手を許すと劣勢を強いられたが、頭をつける体勢などから攻め込む場面も多く、「いろいろ頭を使ってできた」と勝敗以上の収穫を得た様子だ。

 約1カ月半ぶりの荒磯親方との稽古となった2日は21番で1勝20敗と大きく負け越したが、日ごとに調子は上がってきている。「一番のテーマは力を出すこと。力勝負ができた。荒磯親方は腰が重いですから。常にプレッシャーをかけて、少しでも低く、下から押すというのを考えた」というように、真っ向勝負から一気に寄り切る相撲もあった。荒磯親方も「初日(2日)に比べたらだいぶいい。力がちゃんと伝わっている。全身を使えている」と認めた。

 この日は4日間で最多の番数で、合計で90番を超えた。中盤から荒い息遣いとなった荒磯親方と比べると、ほとんど息が上がっていなかった。「番数をやればスタミナがつく。ちょっとやそっとで息が上がらなくなるのはいい」と手応えを口にした。

 6日は横綱審議委員会による稽古総見、7、8日は二所ノ関一門の連合稽古が控えている。「番数はそんなに取れないかもしれない。考えながらやりたい」と頭もフル回転させて調整していく考えだ。

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2019年5月5日のニュース