トレイルブレイザーズが敵地で貴重な白星 ナゲッツ再びホーム・アドバンテージ失う

[ 2019年5月2日 13:30 ]

ヨキッチを交わしてインサイドを突くトレイルブレイザーズのマッカラム(AP)
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 NBAは1日に西地区準決勝シリーズの1試合をデンバー(コロラド州)で行い、3位のトレイルブレイザーズが2位で地元のナゲッツを97―90(前半50―35)で下して1勝1敗。第1戦で39得点を稼いだデイミアン・リラード(28)は14得点に終わったが、ナゲッツのニコラ・ヨキッチ(24)に対してダブルチームで圧力をかけ続け、敵地で貴重な白星をもぎとった。

 CJ・マッカラム(27)が両軍最多の20得点をマーク。ヨキッチとマッチアップしたエネス・キャンター(26)とベンチから出たロドニー・フッド(26)が15得点を稼いで逃げ切った。

 第1戦を121―113でものにしていたナゲッツは、1回戦(対スパーズ=4勝3敗)同様にホーム・アドバンテージを喪失。最初の2試合を制していればシリーズ突破確率は93・5%に達していたが、ホーム2戦目で手痛い星を落としてしまった。

 ナゲッツはオフェンス・リバウンドでは23―7と圧倒。しかしシュートの成功率はフィルドゴール(34・7%―42・4%)、3点シュート(20・7%―31・0%)、フリースロー(61・5%―80・0%)といずれもトレイルブレイザーズを下回って地元の利を生かせなかった。

 第1戦で37得点を記録したヨキッチは16得点、14リバウンド、7アシスト。第1Qは無得点に終わり、第3Qまでに4反則を犯すなどファウル・トラブルにも見舞われた。インサイドを突こうとするとトレイルブレイザーズは2人がかりでヨキッチをマーク。この圧力を最後まで振り払うことができなかった。

 ヨキッチともにオフェンスではチームの軸となっているガードのジャマール・マーリー(22)は35分の出場で15得点。しかし右脚を痛めながらのプレーとあって随所で表情をゆがめる場面もあった。

 なおこのシリーズの第3戦と第4戦は、場所をトレイルブレイザーズの地元ポートランド(オレゴン州)に移して、3日と5日に行われる。

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