【羽生一問一答】「自分もモニュメントを建てたい」という子どもが1人でも増えれば

[ 2019年4月20日 12:55 ]

モニュメントデザイン発表式に登場した羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪金メダリストの羽生結弦(24=ANA)が20日、仙台市内で行われた「フィギュアスケートモニュメントデザイン発表式」に出席した。五輪連覇の偉業を成し遂げ、被災地で復興に励む人々を勇気づけた羽生の功績を顕彰するため、同市内の地下鉄東西線国際センター駅南側広場に増設。デザインは、平昌五輪の「SEIMEI」ポーズと発表された。

 式典での一問一答は以下の通り。

 ――モニュメントへの率直な感想は

 「(平昌、ソチ五輪での金メダルが)記録として残るだけでなく、モニュメントとして歴史に刻まれるのは本当に凄いこと。形として残るということは、これからもつながっていく、残されていくということ。(五輪連覇を)66年ぶりに自分ができたことに誇りを持ちたい。これをきっかけに『自分もモニュメントを建てたい』と思う、仙台でフィギュアスケートをやっている子どもが1人でも増えればうれしい」

 ――昨年4月の祝賀パレードについて

 「皆さんの応援の声、そしてありがとう、おめでとう、という声をあらためて間近に感じられたことは大きな経験。(声援を)あの時いただけたからこそ、今もスケートを頑張れている」

 ――地元・仙台への思いは

 「復興の道半ばといっていい地域も数多くある。そういう中で、祝賀パレードをやっていただけたのは本当にうれしかった。また、それをきっかけに、仙台の地に足を運んでくださったり、募金をしてくださった方もたくさんいらっしゃったと思う。今回のこのモニュメントに関しても、自分ができる最大限のことをしていきたい」

 ――仙台でフィギュアを学ぶ子供たちへのメッセージを

 「とにかく夢をもってほしい。夢がなかったら、何か目標を作ってほしい。純粋な自分の気持ちを忘れずに、未来の自分が見ても気持ちよく思えるような自分を目指して、これからもやってほしい」

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