貴景勝 平成最後の大関誕生 伝達式で口上「武士道精神を重んじ」

[ 2019年3月27日 09:58 ]

大関昇進伝達式で口上を述べる貴景勝。右は千賀ノ浦親方(撮影・亀井 直樹) 
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日本相撲協会は27日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月12日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇・貴景勝(23=千賀ノ浦部屋)の大関昇進を満場一致で決めた。

 大阪市内で行われた昇進伝達式では、使者の出羽海親方(元幕内・小城ノ花)と西岩親方(元関脇・若の里)が「本日の理事会において関脇・貴景勝が全会一致で大関に推挙されましたことをご報告いたします」と伝えると「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず、相撲道に精進してまいります。本日は誠にありがとうございました」と口上を述べ、決意を新たにした。 

 貴景勝は14年秋場所に貴乃花部屋から初土俵。17年初場所新入幕。18年初場所新小結。同年10月に貴乃花親方(元横綱)の日本相撲協会退職により千賀ノ浦部屋へ移籍し、九州場所で初優勝。直近3場所の通算勝ち星を34勝とし、大関昇進の目安となる33勝を一つ上回る好成績を残していた。初土俵から28場所での昇進は前師匠・元貴乃花親方(30場所)を超える史上6位のスピード出世となった。

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