貴景勝 四字熟語使わず両親は意外 父・一哉さんの思いは「一日千秋」

[ 2019年3月27日 13:32 ]

大関昇進伝達式後、祝いの鯛を持ち上げる貴景勝。後方は両親(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 大相撲の貴景勝の大関昇進が27日に正式決定し、大阪市内で伝達昇進式が行われた。貴景勝の両親も駆けつけ、息子の晴れ舞台を見守った。

 過去の口上では「万里一空」(琴奨菊)、「不撓不屈」(貴乃花)など四字熟語を使う例もあった。この日の貴景勝は「…武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず…」と、あえて四字熟語は使わなかった。

 この口上について父・一哉さん、母・純子さんは2人とも「四字熟語を使うと思っていた」と、少し意外だった様子。内容について、父は「本人らしいかな。武士道を心に持ちながら毎日やっていた」と、うなずいていた。

 大事な儀式を滞りなく終えると、一哉さんは、ほっとした顔つき。「感無量という感じ。(貴景勝が)子どもの頃から夢見ていた瞬間。より実感がわいた。“一日千秋”の思い」と、こちらは四字熟語を使って気持ちを表現していた。

 会見場を出ると「大関!」と息子に声を掛けたという。「照れくさそうでしたね。でも、まんざらでもなさそうでした」。厳しく指導してきた父が、目尻を下げていた。

続きを表示

2019年3月27日のニュース