張本智和&石川佳純 世界選手権で初コンビ 宮崎強化本部長 東京五輪に向け「いろいろなペアリング試す」

[ 2019年3月9日 18:37 ]

世界選手権でペアを組むことになった石川と張本
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 日本卓球協会は9日に都内で理事会を開き、世界選手権(個人戦、4月21〜28日、ハンガリー・ブダペスト)の日本代表選手を発表した。シングルス代表は既に発表されていた男女各4人に加え、2日の最終選考会で代表キップを獲得した男子の森薗政崇、女子の加藤美優が決定。ダブルスでは男子で大島祐哉と木造勇人、女子で橋本帆乃香と早田ひなが選ばれた。また、混合ダブルスでは全日本選手権優勝の森薗・伊藤美誠組に加え、張本智和と石川佳純に初めてコンビを組ませて出場させることも決まった。

 日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長は2020年東京五輪の新種目となった混合ダブルスについて「協会としても強化を図らないといけない。五輪へ向けて1つの強力なペアをつくっていきたい」と説明。世界ランクが男女それぞれ日本勢最上位の張本と石川を「組ませたらどうなるか、まずは試す。固定ではなく、世界選手権後はいろいろなペアリングを試していきたい」と話した。

 宮崎強化本部長は張本に関し「1年前まではダブルスは難しいと考えていた。ダブルスはフットワークが重要で、本格的に取り組むのは18歳ぐらいから。張本はまだ15歳で、昨年までの混合では、動くから特長であるバックハンドを使う機会が減っていた」と明かした。しかし、1月の全日本選手権で「技術的に伸びてダブルスもできるようになった」と判断。東京五輪では男女各3人の代表からダブルスのペアを決めるだけに、シングルス以外でも代表の軸と期待する張本に最適なパートナーを1年かけて探すことになる。

 世界選手権代表は以下のとおり。所属後の単(シングルス)・複(ダブルス)・混(混合ダブルス)は出場種目

 ▽男子

 張本智和(JOCエリートアカデミー)単・複・混

 丹羽孝希(スヴェンソン)単

 水谷隼(木下グループ)単

 吉村和弘(愛知工大)単

 森薗政崇(岡山リベッツ)単・複・混

 大島祐哉(木下グループ)複

 木造勇人(愛知工大)複

 ▽女子

 石川佳純(全農)単・混

 伊藤美誠(スターツSC)単・複・混

 平野美宇(日本生命)単

 佐藤瞳(ミキハウス)単・複

 加藤美優(日本ペイントホールディングス)単

 橋本帆乃香(ミキハウス)複

 早田ひな(日本生命)複

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