上原美幸 安全策NO!「自己ベストを狙って先頭に食らいつく」 名古屋ウィメンズ

[ 2019年3月9日 15:04 ]

活躍が期待される上原美幸
Photo By スポニチ

 10日号砲の名古屋ウィメンズマラソンで2度目のマラソン挑戦になる上原美幸(23=第一生命)が9日、名古屋市内で調整をした。

 昨年9月のベルリンマラソンで2時間25分46秒の好タイムをマークしたホープ。今大会は2時間30分14秒以内なら、「ワイルドカード」でも9月15日の東京五輪代表選考レース「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」の出場資格を手にできる。それでも“安全策”はゴメンとばかりに「自己ベストを狙って先頭に食らいつくイメージがあります。先頭集団でどこまで粘れるか」と、積極的に攻めることを宣言した。

 今大会出場選手最速の2時間20分53秒の記録を持つバラリー・ジェメリ(27=ケニア)を始めとした海外勢、福士加代子(36=ワコール)、前田彩里(27=ダイハツ)、MGC有資格者の岩出玲亜(24=アンダーアーマー)ら多彩なメンバーが揃う。上原は、キャリアでは遅れを取るものの「コンディションがすごくいい。また、雨予報だったのが曇りに近づいている」と、好調と条件面の追い風をプラスに考え、気後れするところはない。

 初マラソンのベルリンは、海外勢に引っ張ってもらい「マラソンと言うより距離走」のような感覚だったという。「国内を経験してこそのマラソン」と、今回が試金石と位置付けている。

 16年リオデジャネイロ五輪の5000メートル代表で、17年世界選手権には1万メートルで出場した。スピードに秀でている。「MGC」の出場権をかけたシリーズ最終戦となる今大会。新ヒロイン誕生となるか。

続きを表示

2019年3月9日のニュース