“自然体で試合に臨む”紀平　「緊張は無駄」をモットーに

フィギュアスケート　四大陸選手権第２日 （ 2019年2月8日    米カリフォルニア州アナハイム ）

演技前、浜田コーチとオデコを合わせる紀平梨花（撮影・長久保　豊）
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【記者フリートーク】　紀平は繊細な感覚の持ち主だ。演技中でも、報道陣のカメラのシャッター音を気にして、集中力をそがれることがしばしばあった。緊張も人一倍する。昨季までは大舞台に弱いと言われてきた。本番で力を発揮する方法は？本人は試行錯誤の連続。今季、一つの答えが出た。

　「いろいろ試した結果、試合は試合と思わない方がいいと分かりました。緊張しても無駄。緊張はしない方がいい。集中を意識しています」。硬くなることを前提にして、試合のつもりで普段からピリピリ練習をするのか。それとも、緊張しないように、練習のように自然体で試合に臨むのか。フィギュア界のシンデレラガールに合っていたのは後者。「緊張は無駄、集中が大事」をモットーにして、大ブレーク中だ。（フィギュアスケート担当・倉世古洋平）