好調・御嶽海も休場 三役以上が次々と姿を消す非常事態 出羽海親方「左脚の腱。内出血も」

[ 2019年1月19日 09:49 ]

大相撲初場所7日目 ( 2019年1月19日    両国国技館 )

妙義龍に押し出しで敗れ、負傷した御嶽海(撮影・吉田 剛)
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 小結・御嶽海(26=出羽海部屋)が「左大腿四頭筋腱部分損傷で向後2週間の安静科料を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出し、休場した。休場は2016年初場所以来、2度目。7日目の対戦相手、平幕・北勝富士は6日目の横綱・鶴竜戦に続く不戦勝。幕内での2日連続の不戦勝は1999年秋場所の玉春日以来。この時は貴乃花、曙の両横綱が休んだ。

 6日目の小結・妙義龍との取組で左脚を負傷し、病院で診断を受けていた。19日朝も車で病院へ行き、診察を受けてから東京都墨田区の同部屋に戻った。前夜は松葉づえの助けを借りたが、この日は車から降りると自力で歩いて部屋に入った。

 症状について師匠の出羽海親方(元幕内・小城乃花)は「骨やじん帯に異常はなかった。左脚の膝の上の筋、腱ということだった。内出血もある」と説明。8日目の取組からも外れているが「様子を見て再出場も考えている」と状況次第で9日目以降に土俵に戻る可能性を示した。御嶽海は初日から5連勝と好調だったが、再出場しなければ負け越しとなり、12場所連続で守ってきた三役からの陥落が確実となる。

 19年最初の場所は、前半戦で三役以上が次々と土俵から姿を消す非常事態。稀勢の里が引退し、大関・栃ノ心、横綱・鶴竜が相次いで休場。そして御嶽海も…。曇る両国国技館が、なかなか晴れない。

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2019年1月19日のニュース