張本、来春エリートアカデミー前倒し修了 学業もトップ目指し高校進学

[ 2018年12月13日 06:05 ]

卓球の張本
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 卓球男子で世界ランク5位の張本智和(15)が、来年3月の中学卒業とともにエリートアカデミーを修了し、日大高に進学する意向であることが12日、分かった。これまで卓球のアカデミー生は東京都北区の味の素トレセン近隣の高校に進学していたが、学業でもトップを目指す15歳は、より難しいカリキュラムの高校への進学を希望。13日に開幕するワールドツアー上位選手によるグランドファイナルでは初優勝を狙う。

 15歳が異例の決断を下しそうだ。日本オリンピック委員会(JOC)が寄宿制で有望ジュニア選手を育成するエリートアカデミーには通常、高校卒業まで在籍するが、張本は来年3月の中学卒業で修了する。女子の平野はプロ活動のために今年3月、高校2年で修了したが、張本の場合は、学業面が理由だった。

 文武両道で奮闘してきたが、海外遠征が激増した中学で学業成績は下降。「張本は学校の成績が落ちたことを気にしていた。もっと勉強も頑張りたいということ」と関係者は証言する。そこで、自らの意思で日大高進学を決意。同校は横浜市にあるため、高校進学と同時に練習拠点は張本がTリーグで所属する木下グループの体育館(川崎市)に移る。

 張本はこの日、韓国・仁川で国際卓球連盟(ITTF)の年間表彰式に出席。6月のワールドツアー・荻村杯優勝や史上最年少での世界ランクトップ10入りが評価され、最優秀選手の候補に入っていたが、選出はされなかった。「ノミネートされただけでもうれしい。いつか獲りたい」と新調したスーツに身を包み、前を向いた。

 13日にはツアー上位選手によるグランドファイナルが開幕する。1回戦は世界14位のフランツィスカ(ドイツ)と対戦。順当なら準決勝で、年間最優秀選手に輝いた世界1位の樊振東(ハンシントウ、中国)が待つ。「チャンスだと思う。100%出し切れればベスト4まではいける」。充実の18年は、ビッグタイトルで締めくくる。

 ▽日大高 正式名称は日本大学高等学校。神奈川県横浜市にある中高一貫校。男子ゴルフ部、女子ラクロス部などが強豪として知られる。主なOBに金子柱憲(ゴルフ)、尾崎加寿夫氏(サッカー)らスポーツ選手のほか、歌手の坂本九さんらがいる。

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