神鋼カーターがギタウのラン警戒「組織的守備が必要」15日TL決勝でスターSO対決

[ 2018年12月13日 20:55 ]

サントリーとの決勝戦へ向けて神戸市内で練習したSOダン・カーター(赤いウエア)
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 ラグビーの日本選手権決勝を兼ねたトップリーグ・総合順位決定トーナメント決勝が15日に秩父宮ラグビー場で行われる。13日両チームのメンバー発表があった。2連覇中のサントリーを止めて、15季ぶり優勝を狙う神戸製鋼はこの日、神戸市内で練習。SOダン・カーター(36=ニュージーランド)は相手SOマット・ギタウ(36=オーストラリア)のランに最大限の警戒を示した。

 「ボールを持ったアタックがよくできている。ラインブレークが強み。そして、ギリギリまでボールを持って、相手を引きつけてパスも出す。組織的な守備をして、彼の周りを見ないといけない」

 カーターは母国の代表112キャップを持ち、ギタウは103キャップを持つ。ともに1982年生まれの世界的なビッグネームだ。トップリーグでの対決は2度目。前回は1万7576人が入った9月14日のリーグ戦第3節で、神戸製鋼が36―20で勝利した。ただし、この時のギタウは控えで、3―20とリードされた前半23分から途中出場している。先発での対決は今回が日本初めてになる。

 両チームともにボールを動かす攻撃ラグビーを得意としている。違いがあるとすれば、神戸はタックルを受けながら渡すオフロードパスなど細かいパスを多用するのに対し、サントリーは速く大きく展開するのが持ち味だ。どちらの司令塔が周囲を生かし、または自ら仕掛けるのか。東洋の島国で実現する強豪国のスター対決に注目だ。

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2018年12月13日のニュース