“チビユウタ”こと木下、勇太まくって自己最高6位 初のシード

[ 2018年10月1日 05:30 ]

男子ゴルフツアー トップ杯東海クラシック最終日 ( 2018年9月30日    愛知県 三好CC西C=7330ヤード、パー72 )

トップ杯東海クラシック最終日 通算12アンダーで6位の木下
Photo By 共同

 プロ12年目の木下裕太(32=フリー)が雨の中で69と踏ん張り、通算12アンダー、276でツアー自己最高の6位に食い込んだ。今季の獲得賞金を約1800万円とし、初の賞金シードを確実にした。首位に1打差の3位から出たアンジェロ・キュー(39=フィリピン)が66をマークし、通算17アンダーで日本ツアー初優勝。首位スタートの池田勇太(32=フリー)は通算11アンダーの8位に終わった。

 750万円の人生最高賞金を稼いだ3週前のISPSハンダマッチプレー選手権では不覚の涙を流した木下が一転、笑顔でホールアウトしてきた。

 「ほんの一瞬、優勝も意識しました。それで崩れなかったのは自信になります」

 第1打を左の林に打ち込んだ最終18番も5メートルのパットをしぶとく沈めて会心のパーセーブ。これまで7位だった自己最高成績を更新した。

 雨の最終日。常に意識したのはマッチプレーで敗れた地元・千葉の1年先輩・池田の存在。ジュニア時代は同じ練習場に通った。名前は同じ“ユウタ”。池田の方が体格も実績も上だったことから周囲に“チビユウタ”と呼ばれることもあったが、この日は過去ツアー23戦21敗の憧れの人をまくっての初シード確定。喜びもひとしおだ。

 アマチュア時代は全日本パブリック選手権を制し、ナショナルチームにも選出されたエリートだった。反撃はこれからだ。

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2018年10月1日のニュース