錦織 残り4戦でファイナル切符獲る 1日開幕ジャパンOP

[ 2018年10月1日 05:30 ]

楽天オープン会場でファンの見つめる中で練習を行った錦織 (撮影・西川祐介)
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 男子テニスの楽天ジャパン・オープンは1日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。世界ランキング12位で第3シードの錦織圭(28=日清食品)は30日、公開練習と記者会見を行った。年間成績上位8人が出場できるツアー最終戦(11月、ロンドン)を目指し、正念場となる残り4大会。1日の1回戦は主催者推薦で出場の杉田祐一(30=三菱電機)と対戦する。

 公開練習には多くの観客が詰め掛け、この日のチケットは完売の盛況ぶり。昨年は右手首のケガで出場がかなわなかっただけに「今年は楽しみにしていた」と新鮮な気持ちで調整を終えた。シーズンは終盤戦に入り2年ぶりの最終戦切符がまだ手の届くところにある。最終戦ランクでは圏内の8位まで885点差の10位。得点配分の大きなマスターズ2大会を残しているが「残り4大会、アジアで特に頑張りたい」とまずは母国で4年ぶりの優勝を狙う。

 ≪綿貫予選突破≫予選で20歳の綿貫が伊藤との日本人対決を6―2、6―4で制し、本戦出場を決めた。現在の世界ランクは273位で、3年連続で推薦を受けての予選出場。過去2年は1回戦負けだっただけに「何としても結果を出さないといけないと緊張していた」と重圧を乗り越えた。今季はアジア大会やデビス杯代表を経験して成長。ツアー2度目の本戦に向けて「不安はあるが予選を上がって1回戦負けは悲しい」と世界42位のハーセ(オランダ)に全力でぶつかる。

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2018年10月1日のニュース