日大新監督・橋詰功氏 選手と初ミーティング「今後一緒に作っていこうという気持ちが伝わってきた」

[ 2018年8月7日 19:11 ]

日本大アメリカンフットボール部監督への就任が発表され、抱負を語る橋詰功氏
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 悪質タックル問題で指導陣が退陣した日大アメリカンフットボール部の監督・コーチ選考委員会は7日、新監督に元立命大コーチの橋詰功氏(55)、新コーチに近大出身で日本社会人XリーグのIBMで指導歴のある泉田武志氏(40)が9月から就任することを発表した。両氏は東京都世田谷区の練習場で取材に応じた。

 公募に応募して火中の栗を拾う決断をした橋詰氏は「まだフットボール界にできることがあるんじゃないか。アメフット、カレッジスポーツに与える大きなインパクト、可能性を感じた」と思いを語った。この日初めて日大の選手とミーティングを行い「今までどうだったよりも今後の日本のフットボール界、日本一のプログラムを作るために頑張っていこう」と声をかけたという。4年生も33人全員が出席し、「選手たちも熱心に聞いてくれた。今後一緒に作っていこうという気持ちが伝わってきた」と語った。

 「僕の知っているフェニックス(日大アメフット部の愛称)は伝統ある強いチーム。今までのことを全て白紙にはできない。歴史、伝統の中で必要なもの、必要でないものをじっくり聞きながら考えていきたい」と選手、関係者との対話を通じてチーム作りを進めていく考えを示した。

 ◆橋詰 功(はしづめ・いさお) 1963年(昭38)8月1日、京都市出身の55歳。立命大職員。京都市立紫野高でアメフットを始め、立命大ではワイドレシーバーとしてプレー。00年に米オクラホマ大にコーチ留学し、03、04年のライスボウル連覇に貢献。94年度から07年度まで立命大コーチ、08年度から立命館宇治高ヘッドコーチを務め、12年度から再び立命大コーチ。14年度から立命館守山高コーチを務めている。

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2018年8月7日のニュース