畠田、父娘制覇!最後の夏に歓喜「親子優勝ができて良かった」

[ 2018年8月7日 05:30 ]

全国高校総体(インターハイ)   第6日 ( 2018年8月6日    静岡県草薙総合運動場体育館ほか )

平均台の演技後、ガッツポーズする日体大荏原・畠田瞳
Photo By 共同

 体操の世界選手権(10〜11月、カタール)の女子日本代表候補・畠田瞳(17=日体大荏原3年)が、女子個人総合で58・750点をマークして初優勝。父で日体大男子監督の好章氏は89、90年に男子個人総合を制しており、父娘制覇となった。体操の男子は三輪哲平(大阪・清風)が86・250点で制した。陸上は男子砲丸投げで稲福颯(市岐阜商)が18メートル14で優勝。同三段跳びは松田基(山形中央)、同110メートル障害は阿部龍斗(福岡大大濠)が勝った。

 16年は2位、17年は3位だった畠田が高校最後の夏に、個人総合のタイトルをつかんだ。「インターハイは高校生しか出られないし、ラスト1年で思いは人一倍あった」。同じ世界選手権代表候補の梶田がミスを連発した一方、畠田は種目別の段違い平行棒、床運動も制して3冠を達成した。

 個人総合は父・好章氏との父娘制覇。「親がどうこうよりも自分が優勝したい気持ちが強かった」としながらも、「結果的に親子優勝ができて良かった」と笑みを浮かべる。好章氏は高校総体を制した2年後、92年バルセロナ五輪に出場して団体総合で銅メダルを獲得。2年後の東京五輪に向け、畠田は「私もそうなります!何かのご縁かも」と意気込んでいた。

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2018年8月7日のニュース