中国・人羅美帆 兄の背中を追い、日本一を目指す“ラガール” 

[ 2018年8月1日 19:03 ]

KOBELCO CUP2018 第8回全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会第2日 ( 2018年8月1日    菅平高原サニアパーク )

女子中国のSO人羅美帆は司令塔として多彩なパスを見せた
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 兄に続けとばかりに日本一を目指す“ラガール”がいる。中国のSO人羅(ひとら)美帆(島根・石見智翠館3年)は、時にSHにも入り、変幻自在な動きでチームを動かした。九州に5―5で引き分け、東海に14―5で勝ち、優勝に可能性を残した。

 「自分たちが用意したプレーができていない。バックス勝負ができていない」

 反省を口にしつつも、日本一に近い位置にいることは確かだ。てっぺんに憧れるようになったのは、兄・奎太郎が東海大仰星2年だった15年度に、全国高校ラグビー大会を優勝したから。花園で観戦し、スタンドから大声援を受ける姿を見て「日本一を取りたいな」と刺激を受けた。

 実家がある神戸市を離れ、島根で寮生活を送る。「15人制がしたい」と女子部員が多い石見智翠館を選んだ。同大に進んだ兄にプレーの助言を求めることもある。自信がある戦術眼で、チームを勝利に導く。

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2018年8月1日のニュース