U18関東・ブルース 連勝に“大きく”貢献 「KOBELCO CUP2018」開幕

[ 2018年8月1日 14:34 ]

第14回全国高等学校合同チーム&第8回全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会

高さを生かしたラインアウトで勝利に貢献したU18関東のロック、ブルース(右)
Photo By スポニチ

 「KOBELCO CUP2018」第14回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会と、第8回全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会(特別協賛・神戸製鋼グループ)が、31日に長野県上田市菅平高原で開幕。メンバー不足の学校の部員で構成するU18は、関東代表のロック、ブルース・ケオン(16=ブリティッシュスクールイントウキョウ昭和)が高さを生かして決勝リーグ進出に貢献した。

 自ら切り開いてつかんだ舞台だから、プレーが生き生きするのも当然だ。U18関東のロック、ブルースは1メートル89の長身を生かしてラインアウトで貢献した。東北(28―0)にも北海道(27―0)にも完封勝ちで決勝リーグ進出。ともに先発出場し、存在感を見せた。

 「僕のようにメンバーが集まらない学校の選手でも全国の舞台、菅平に来られる。この大会に感謝したい」

 丁寧な日本語を話す2年生は、都内の英国学校に通う。父が英国人、母が日本人。8歳から始めたラグビーを続けたいと、学校にかけあって部員が自分1人の部を今年つくった。他校で練習して腕を磨き、代表に選ばれた。

 「ラグビーは2つ目の家族のようなもの。家族といれば楽しい」。楕円球に触れる機会が少なかった昨年の分も、菅平で走り回る。(倉世古 洋平)

   ―――“走れるロック”山本 連覇へ頼もしい存在―――

 <U17近畿>走れるロックだ。京都成章2年の山本は2戦目、北信越戦の後半に右タッチライン際を疾走してチャンスメーク。1メートル90の長身を生かして相手ラインアウトも奪った。U17は1、2年生の有望選手で構成。山本は1年生だった昨年も選ばれた。「そこで体の大きさが違う相手と戦って自信がついた」。チームは2連勝。2連覇に向けて頼もしい存在だ。

   ―――SO松尾 勝利を呼ぶキック―――

 <女子育成リーグ北海道・関東>SO松尾がサッカー仕込みのキックで勝利を呼んだ。東北戦の前半、5―0とした後のGK。左端からの難しい角度を決めた。「今まで決めたことがなかったのでうれしいです」。好キックで陣地を奪って、チームは21―0で快勝した。東京・日大三に通う2年生。野球部の甲子園出場も励みになっている。

続きを表示

この記事のフォト

2018年8月1日のニュース