女子の東北2連敗も前を向く「練習してきたことはできている」

[ 2018年8月1日 14:59 ]

KOBELCO CUP2018 第8回全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会第2日 ( 2018年8月1日    菅平高原サニアパーク )

女子東北のSO菅原遥菜
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 女子の東北にまだ夏が来ない。2日目は北信越に7―26で敗れた。初日は北海道・関東に0―21だった。2連敗ながらSO菅原遥菜(秋田工3年)は「練習してきたことはできています。結果は出ていないけど。目標にしている声を出すこともできている」と前を向いた。

 東北は苦戦が続いている。7人制から15人制に移行した15年以降、単独での勝利は16年の四国戦の1勝のみ。昨年は北海道と合同チームで出場した。

 一口に「東北」と言っても6県の面積は広大だ。交通アクセスも都会のように恵まれていない。北海道と同様に簡単には集まれない。競技人口が少ないだけでなく、地理的な面も、連携を高める上で足かせになっている。

 今大会は、競技レベルが高い「決勝リーグ」と、普及発展段階の「育成リーグ」に全国を分けている。東北は後者で、北信越、四国、北海道・関東と争っている。

 ただし、プレーヤーは楕円球を握る喜びを口にする。「みんなでパスをつないでトライを取るのがうれしい」と菅原。昨年10月に右肩を脱臼して、年が明けてから手術。長期リハビリを経て7月に復帰したばかりだ。しかし、ピッチで元気な姿を見せている。スペースを見つけて、そこに走り込む得意のプレーを何度か見せた。

 最終日の2日は四国と対戦する。「勝ちたいですね」と、目指すは2年ぶりの単独勝利。「7人制と違ってゲームメイクが難しい」と四苦八苦しながら、チームをコントロールする。

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2018年8月1日のニュース