稀勢、復活へ横綱勢土俵一番乗り 前日に「一日一日が大事」

[ 2018年8月1日 05:30 ]

ぶつかり稽古でフラフラになった隆の勝(左)に、起き上がって稽古を続けるように促す稀勢の里
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 大相撲の夏巡業が31日、福井県勝山市で行われ、左大胸筋痛で名古屋場所を全休した横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が、今巡業で初めて稽古土俵に上がった。幕下・中園に6分、十両・隆の勝に8分、ぶつかり稽古で胸を出した。白鵬、鶴竜はまだ稽古土俵に上がっておらず、稀勢の里が横綱勢一番乗りの形になった。

 8場所連続休場からの復活を秋場所にかける和製横綱。前日に「一日一日が大事」と言った通り、十両以下を相手にして慎重にギアを上げた。稽古後は報道陣には無言だったが、兄弟子にあたる西岩親方(元関脇・若の里)は「この巡業が勝負。少しずつ復活に歩みだしたかな」とエールを送り、鶴竜も「調子いいんじゃないですか」と印象を語った。

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2018年8月1日のニュース