【丸山茂樹 メジャー基準】松山、フェースコントロール苦戦か

[ 2018年7月21日 07:12 ]

米男子ゴルフツアー・第147回全英オープン ( スコットランド カーヌスティ・リンクス=7402ヤード、パー71 )

全英オープン第1R、ティーショットを打つ松山(AP)
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 初日の松山はスタート前の練習の時から、何か少し不安を抱えている雰囲気だった。そういう状況でコースに出て、2番パー4でフェアウエーからの第2打をグリーン左にミスし、1・5メートルのパーパットも外してボギーを叩いた。5番パー4では第1打が乾いて硬くなったフェアウエーを予想以上に転がる不運もあって右バンカーへ。そこから第2打を寄せきれず3パットのボギー。結局、序盤のつまずきが尾を引いて、最後までスコアを伸ばすことができなかった。

 でも、プレー中は随所にいいショットも見せており、それほど悪いという感じは受けなかった。ただ、ここ最近の彼のスイングを見ているとダウンでクラブが少しカット軌道になっていて、フェースコントロールがうまくできていない印象がある。だけど、それはあくまで僕の個人的な見解。松山自身は、プレー後に14番で少し変わるきっかけがあったと言っていたので、その変化に期待したいと思っている。

 会場のカーヌスティは全英オープン屈指の難コース。しかもずっと天気が良くて、フェアウエーもグリーン周りもどんどん速く、硬くなっている。そうなるとバーディーチャンスにつけるのは至難の業。初日の午前スタートと午後スタートの組では2打くらい差があったと思う。初日4オーバーならまだチャンスはある。 (プロゴルファー)

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