山県亮太 左太腿の違和感で緊急帰国 アジア大会はぶっつけ本番

[ 2018年7月21日 16:24 ]

緊急帰国した羽田空港で取材に応じる山県
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 8月のジャカルタ・アジア大会で日本選手団の主将を務める陸上男子短距離の山県亮太(26=セイコー)が21日、左太腿の違和感から欧州遠征を切り上げて羽田空港に緊急帰国した。山県は「少し休んで24日から本格的に練習を再開します。アジア大会は大丈夫だと思う」と問題ないことを強調した。

 山県は「(違和感は)左脚の内転筋とハムストリングのきわみたいなところ。走っているときに痛みはないが、違和感が強くなっていることを考えるとレースが続く中で悪くなる可能性があるなと感じた」と状態を説明。12日の練習で左脚に違和感を感じ「欧州に入って練習量は抑えていた」というが、ベルギー・リエージュで行われた国際大会後にも消えなかった。世界最高峰のダイヤモンドリーグロンドン大会(21日)に滑り込みで出場資格を得たが、アジア大会を見据えて英断を下した。

 本来なら100メートルを2レース、400メートルを1レース行ってジャカルタ・アジア大会に臨む青写真を描いていたが予定変更を余儀なくされた。今後は山梨県内で行われるリレー代表合宿には予定通り合流するが、主将として臨むアジア大会までは実戦を経験する予定はない。「個人で優勝したい」。そう目標に掲げるアジアNO1スプリンターのタイトルへ、ぶっつけ本番で挑むことになる。

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2018年7月21日のニュース