松山、14番で巻き返すが…最終18番で悪夢のトリプルボギー

[ 2018年7月21日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー・第147回全英オープン第2日 ( 2018年7月20日    スコットランド カーヌスティ・リンクス=7402ヤード、パー71 )

<全英オープン2日目>1番、第2打を放つ松山 (撮影・白鳥 佳樹)
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 第1ラウンドは4オーバーの75で110位と出遅れた松山英樹(26=LEXUS)は、14番で会心のイーグルを決めるなど一時は通算1オーバーとしたが、18番でまさかのトリプルボギー。通算4オーバーとなった。18位から出た池田勇太(32=フリー)は前半は全てパーの通算1アンダーで折り返した。

 最後に落とし穴が待っていた。通算1オーバーで迎えた18番。左ラフから、やや左足上がりの体勢から放った松山の第2打はグリーン左のOBゾーンに飛び込んだ。打ち直しの第4打もグリーン左のラフへ。5打目はピンまで3メートルにショートし、2パットでまさかのトリプルボギー。「ラフは深くはなかった。問題はないと思ったのですが…。そこまで3アンダーでいい感じと思っていたし、残念です」と振り返った。

 雨模様の中でのラウンド。序盤は惜しいパットが続いた。5番で第2打をピンまで30センチにつけるスーパーショット。難なくバーディーを奪いリズムをつかむかに見えた。だが、その後はパットがカップに嫌われた。それでも14番パー5で会心のパットが飛び出した。ピンまで8メートルに2オンした松山の第3打は、勢いよくカップに吸い込まれイーグル。歓声とともに右腕を軽く突き上げると16番でも3メートルを沈めバーディー。一時は3つスコアを伸ばし、1オーバーまで挽回しただけに悔やまれる18番だった。

 初日はもどかしさばかりが募っていった。バーディーは1ホールしか取れず110位発進。チャンスを決めきれず、「いいところがなかったですね。まあ、大変でした」と言葉を絞り出した。だが、18番では3Wで放ったティーショットがフェアウエー真ん中へ飛ぶなど、2日目に向け明るい材料もあった。この日は随所にいいショット、パットがあったが、最終ホールのトリプルボギーが痛かった。

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2018年7月21日のニュース