日本男子 1次最終戦快勝、張本ストレート勝ちで決勝Tへ弾み

[ 2018年5月3日 05:30 ]

卓球 世界選手権団体戦第4日 ( 2018年5月2日    スウェーデン・ハルムスタード )

世界卓球団体戦第4日 男子1次リーグのシンガポール戦でプレーする張本
Photo By 共同

 男子1次リーグC組2位での決勝トーナメント進出が決まっている日本は、シンガポールとの最終戦を3―0で制して通算4勝1敗とした。第1試合の張本智和(14=エリートアカデミー)が、相手エースのガオ・ニン(35)を3―0で粉砕し、チームを勢いづけた。3日は男子の決勝トーナメント1回戦と女子の準々決勝が行われる。

 試合が始まる前に、張本は相手の力量を正確に把握していた。ガオ・ニンとは初対戦だったが、相手と軽く打ち合うウオーミングアップで「球が合っていたので、いけそうだなと思った」と言う。35歳のベテランを第1ゲームから圧倒し、ストレートで粉砕。「1次リーグの中では一番良かった」と冷静に振り返った。

 昨年は個人戦の世界選手権に出場し、史上最年少で8強に進出。シニアで初の団体の世界選手権となる今大会は、4月30日のイングランド戦で「勝ちたすぎて空回りした」と痛恨の黒星を喫した。前日1日、そして、この日は「変なことは考えず自分のプレーをする」と原点に戻り、チームをけん引している。

 1次リーグ、自身は4勝1敗だった。目標にしていた全勝には届かず、自己採点は「70点くらい」としたが、満点は3日からの決勝トーナメントで取ればいい。「まずは自分の武器のバックを生かして、フォアでもどんどん攻められるようにしたい」。49年ぶりの金メダルへ14歳がプレーの質を上げていく。

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2018年5月3日のニュース