ジャズが敵地でロケッツを撃破して1勝1敗 イングルスが7本の3点シュートを成功

[ 2018年5月3日 12:20 ]

ハーデンの肩に手をかけるイングルス(AP)
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 NBA西地区全体5位のジャズは2日、敵地ヒューストンで1位ロケッツを116―108(前半64―55)で退けて1勝1敗。地区準決勝シリーズの第2戦を制し、ホームアドバンテージをロケッツから奪い取った。

 太腿を痛めたリッキー・ルビオ(27)に代わってポイントガードとして先発しているオーストラリア出身のフォワード、ジョー・イングルス(30)が3点シュートを9本中7本沈めてチーム最多の27得点をマーク。新人ながらチームの大黒柱となっているドノバン・ミッチェル(21)はフィールドゴール(FG)を21本中15本外したものの、17得点と11アシストを稼いで要所で奮闘した。第4Qの5分49秒には自分が外したフローターを、リングから跳ね返った直後にワンハンドのダンクでスドン。身体能力の高さをアピールしてロケッツのディフェンダーを蹴散らした。

 ジャズが西地区準決勝シリーズで勝ったのは2008年(対レイカーズ)の第4戦以来、12試合ぶり。2010年(対レイカーズ)と2017年(対ウォリアーズ)はいずれもスイープで敗れており、これが10年ぶりの白星となった。

 ロケッツは3点シュートの成功率が27・0%(37本中10本)にまで低下。第2Q途中で19点差を追う展開から、第3Q序盤での計9分58秒間で一気に追いついたが、第4Qは23―30と後手に回ってリズムを崩した。

 今季の得点王、ジェームズ・ハーデン(28)は36分の出場で32得点を挙げたものの、FG成功は22本中9本、3点シュートは10本中2本と精度を欠き、ファウルトラブル(5反則)を抱えたまま土壇場でのプレーを強いられた。

 クリス・ポール(32)は23得点、センターのクリント・カペラ(23)は21得点と11リバウンドをマーク。第4Qの3分57秒には、この日15得点のエリック・ゴードン(29)が3点シュートを決めて94―93と1点をリードしたが、ここからの4分間で2―15と歯車が狂って点差は開いていった。

 ロケッツはホームではここ25戦で24勝を挙げていただけに想定外の?黒星。4日と6日にジャズの本拠地ソルトレイクシティーで行われる第3戦と第4戦は“試練のロード”となった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(40・0%)、ジャズ(51・2%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(27・0%)、ジャズ(46・9%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(81・5%)、ジャズ(60・0%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(50)、ジャズ(48)

 ▼アシスト=ロケッツ(22)、ジャズ(26)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(8)、ジャズ(16)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(5)、ジャズ(10)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(50)、ジャズ(48)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(22)、ジャズ(41)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ハーデン(ロケッツ=32)、イングルス(ジャズ=27)

 ▼チーム最多リバウンド=カペラ(ロケッツ=11)、ゴベール(ジャズ=14)

 ▼チーム最多アシスト=ハーデン(ロケッツ=11)、ミッチェル(ジャズ=11)

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