“黄金世代”もう一人の「桃」が好発進

[ 2018年5月3日 16:59 ]

 女子ゴルフのワールドレディース・サロンパス杯は3日、茨城県つくばみらい市の茨城GC西C(6715ヤード、パー72)で初日が行われ、“黄金世代”のプロ2年目、吉川桃(19=フリー)は71でホールアウトした。

 雷雲の影響でスタート時間が45分遅れる中、1番でピンまで121ヤードの第2打を8Iで6メートルにつけバーディー発進。3番で1・5メートル、5番で2メートルを沈めるなどパットが好調で前半を4アンダーで折り返す。風が強くなった後半に3ボギーと落としたものの、まずまずの滑り出し。前週のサイバーエージェントでプロ同期の新垣比菜が優勝し「自分も続きたいと思った」と同世代から刺激を受けている。

 名前は桃だが、実家は「とちおとめ」と「スカイベリー」を作っていたイチゴ農家。吉川と妹の娘2人がゴルフを始め、そのサポートをするために両親はイチゴ作りから離れたという。それでも「今でも甘いイチゴとそうでないものはすぐに見分けられます。形が悪くても大きいのは甘いですし、赤黒いのはあまり甘くない」と選別のコツを明かす。名前の由来については「お父さんがはぐらかすので分からないんです」と苦笑い。

 自宅は栃木・烏山城CCから車で10分ほどのところにある。現在、同コースの協力を得て練習拠点として利用。同コースの理事長で日本プロゴルフ協会元会長の松井功プロは「体は大きくない(身長1メートル56)けどパンチ力がある。パットもコースでよく練習している。楽しみな選手」と期待していた。

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2018年5月3日のニュース