愛 パット名手藍さんから攻略ヒント、昨年52位のリベンジだ

[ 2018年5月3日 05:30 ]

ワールドレディース・サロンパス・カップ・プロアマ 8番、バーディーパットを決めた宮里藍さん(右)は鈴木愛とハイタッチ
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 国内女子ゴルフの今季メジャー初戦、ワールド・サロンパス・カップは、3日に茨城ゴルフ倶楽部(6715ヤード、パー72)で開幕する。2日のプロアマ戦では昨季の賞金女王、鈴木愛(23=セールスフォース)が昨季引退した宮里藍さん(32)と初ラウンド。元世界ランク1位から攻略のヒントをつかみ、昨年52位のリベンジを期した。

 学べるものは全て学びたい。プロアマ戦とはいえ、鈴木の心境は「弟子入り」同然だった。初めて宮里さんと18ホールを回った昨季の賞金女王は「小さい時からの夢。かなえられて一日ハッピーでした」と頬を緩めた。

 引退表明後、初めて公の前でラウンドする宮里さんのパートナーに抜てきされた。「本当にありがたかったし、このコースは今まであまり得意ではなかったので、打ち方とか聞けていい経験になりました」。パットの名手ぶりは今なお健在で「転がりがいいし、しっかりボールを押せている。凄くうまかった」と興奮気味に話した。

 この日はパー5でピンまで50ヤード以内からアプローチするケースが多かったが、キャリーを出しながらスピンをかける宮里さんの技術を参考にするため、あえて同じ距離に残して間近で見ることも試みた。一緒に回ったアマ選手がミスをした時に的確にアドバイスする神対応にも「ホスピタリティーが凄い」と感心する。

 昨年は52位に終わるなどコースとの相性は良くないが、元世界1位から攻略のヒントは得た。「試行錯誤しながら少し雰囲気は良くなった。パットが良くなればスコアは出る。例年以上に良いマネジメントができるかな」と今季3勝目を見据えている。

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2018年5月3日のニュース