小川 史上初の親子Vへ冷静に挑む

[ 2018年4月29日 05:30 ]

柔道の全日本選手権の前日会見に臨んだ(左から)小川雄勢、原沢久喜、王子谷剛志
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 体重無差別で柔道日本一を決める全日本選手権(日本武道館)の前日会見が28日、東京都文京区の講道館で行われ、史上初の親子制覇と9月の世界選手権(アゼルバイジャン・バクー)100キロ超級代表権を目指す小川雄勢(21=明大)が「目標は世界一だが、そこは意識せず明日の試合に勝つことが大事」と気を引き締めた。

 父・直也氏は明大4年時に初優勝し、5連覇を含む歴代2位の優勝7度。親子制覇なら史上初の快挙となるが「親父の記録は凄いものがあるが、意識したら切りがない。自分が勝つことだけを目標にしたい」とあくまで冷静だ。「去年はぶっつけ本番で痛い目に遭った。今年は相手対策もしてきた」とハッスルする準備も整え、日本一を目指す。

○…柔道総本山の講道館は、1938年に亡くなった創始者・嘉納治五郎師範没後80年に「偲(しの)ぶ会」を都内で開催し、全日本柔道連盟オフィシャルパートナーの東建コーポレーションから日本刀6振りの寄贈を受けた。日本刀は最高位の刀工に与えられる称号「無鑑査」を持つ上林恒平刀匠による作品。講道館の上村春樹館長は「ますます柔道界の発展に努めたい」などとあいさつした。きょう29日の全日本選手権では、寄贈された刃無しを使用し形の演武が披露される。

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2018年4月29日のニュース