鈴木愛 急浮上3位 コースレコード&自己ベストタイの64

[ 2018年4月29日 05:30 ]

サイバーエージェント・レディース第2日 ( 2018年4月28日    静岡県 グランフィールズCC 6515ヤード、パー72 )

17番、ティーショットを打つ鈴木愛
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 昨季賞金女王の鈴木愛(23=セールスフォース)が貫禄のゴルフを展開した。38位から出て、ボギーなしの8バーディーを奪取。コースレコードとなる自己ベストタイの64を叩きだし、通算7アンダー、137で首位と4打差の3位に浮上した。66の新垣比菜(19=ダイキン工業)は通算11アンダーで首位をキープ。永井花奈(20=デンソー)は3打差の2位で最終日を迎える。

ホッとした表情を浮かべた。8バーディーの64。昨季賞金女王の鈴木にふさわしいスコアを、2日目でやっと出せた。初日38位から、一気に優勝戦線に躍り出た。

 「パッティングが凄くよくなった。かなり昨日が悪かったので…、やっと自分のゴルフができた感じです」

 前半だけで5バーディー。後半は11、12番とバーディーを奪うと、13番のパー4ではピン手前9メートルの3打目を沈めた。初日に32を数えたパット数が、24に激減、会心のスコアにつながった。

 第1日終了後、パットで悪癖が出ていることに気が付いた。「悪くなると(パターを)上げるときに目でヘッドを追ってしまう。見ないようにすごく気をつけた」。ここまで5試合の平均パット数は1・73で1位。最大の武器である本来のパットを取り戻し、「少し自信になった」とうなずいた。

 先週を休養に充てたことで、気持ちに余裕ができた。19日にはプロ野球ロッテの試合をZOZOマリンで観戦。福浦らと沖縄で合同自主トレを行っている縁でロッテの選手と親交があるためだ。一塁側ベンチ上に陣取ると、「かなりうるさかったと思う」と大声で全力応援。ストレス発散にもなったようで「リフレッシュできた」と臨んだ一戦だった。

 最終日は首位を4打差で追う。「ここはグリーンのアンジュレーションが凄いので3、4パットは普通。チャンスはある。明日も内容のいいゴルフができれば」。本来の力を発揮すれば、頂点も十分に射程圏内だ。

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2018年4月29日のニュース