安里圭亮 跳馬で7位 新技に意欲

[ 2018年4月29日 05:30 ]

安里圭亮の跳馬
Photo By 共同

 体操の全日本選手権第2日は28日、東京体育館で男子の種目別トライアウトが行われ、跳馬の17年世界選手権代表・安里圭亮(24=相好ク)は14・183点で全体7位。種目別で狙う20年東京五輪を見据え、新技挑戦に意欲を見せた。29日の個人総合決勝に向け、白井健三(21=日体大)らは会場で調整した。

 跳馬のスペシャリスト・安里が新技に意欲を見せた。この日の1本目に跳んだ「リ・セグァン」を抱え込みではなく、屈身で実施する技は世界で誰も成功していない。「できるのであれば、誰よりも早く完成させて披露したい」。トライアウトは全体7位だったが、6月の全日本種目別選手権などで、種目別の東京五輪出場権が懸かるW杯の代表を狙う。「14・8〜9以上の点を取っていかないと」と力を込めた。

 〇…27日の男子個人総合予選でトップに立ち、初の日本一を目指す白井は会場で調整した。予選との合計得点で争う29日の決勝は、最終種目の鉄棒で最終演技者となる。この日は鉄棒の着地を決めると、無人の観客席に笑顔で手を振り、大歓声を浴びるイメージを高めた。白井と1・001点差の予選5位と出遅れ、11連覇へ厳しい状況に追い込まれた内村も調整した。

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2018年4月29日のニュース