目指すは5回転?体操白井 羽生に刺激「もっともっと上を目指す」

[ 2018年2月26日 11:06 ]

体操のアメリカンカップ出場のためシカゴへと出発した白井健三(右)と村上茉愛
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 体操の個人総合で争うアメリカンカップ(3日、米シカゴ)に出場する男子の白井健三(21)と女子の村上茉愛(21=ともに日体大)が26日、羽田空港から決戦の地へと出発した。床や跳馬のスペシャリストだった白井だが、昨年10月の世界選手権(カナダ・モントリオール)では個人総合でも銅メダルを獲得。オールラウンダーへと進化を続ける21歳は「去年のイメージを上乗せしたい」と活躍を誓った。

 25日に閉幕した平昌冬季五輪は日本でテレビ観戦し「五輪って凄いなと思った。絶対に東京五輪には出たいなという気持ち、あまりなかったものを芽生えさせてくれました。凄い影響をもらえた17日間だった」と振り返った。

 特に体操と同様に採点競技で、ジャンプなどの要素があるフィギュアスケートには心引かれたようす。男子シングルを66年ぶりに2連覇した羽生結弦(ANA)については「ウオーミングアップで全然きれいに決まらないジャンプを本番で一発で決めてくる」とその技術力や精神力に感心しきりだった。

 白井自身は「ひねり王子」として体操界における技術革新をリードしている。フィギュアやスノーボード・ハーフパイプを通じて「今のところの人類の限界が4回転なのかと思った」と指摘。その上で「羽生選手が4回転アクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦すると言ってましたけど、僕も体操界のひねりの第一人者として、もっともっと上を目指していかないといけない」と話し、さらに高回転数の技の習得に意欲を示した。

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2018年2月26日のニュース