菜那 長期休養へ…右膝リハビリ専念、美帆「のんびりしたい」

[ 2018年2月26日 05:30 ]

平昌冬季五輪 閉幕

会見に臨んだ女子団体追い抜きメンバー 左から佐藤、高木菜、高木美、菊池
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 スピードスケートの新種目マススタートで初代女王となった高木菜那(25=日本電産サンキョー)がレースから一夜明け、長期休養する可能性を示唆した。この日は団体追い抜きでともに金メダルを獲得した高木美帆(23=日体大助手)、佐藤綾乃(21=高崎健康福祉大)、菊池彩花(30=富士急)と会見に臨み、「まだ金メダルを獲った実感がない」と心境を口にした。

 同一大会で日本女子として初めて複数金メダルを獲得する偉業を達成した前夜は、最終カーブで密着マークしていたトップのスハウテン(オランダ)をインから差して逆転。スタンドで声援を送った高木美も「内から差すのをさすがと思って見ていた」とうなった。

 一躍ヒロインとなった高木菜だが、今季は残り試合には出ない方針。1年前から右膝に痛みを抱えて「(来季)やるにしても、まずはリハビリに専念しようと思う。(競技に戻るかは)気持ちが落ち着いてから(決める)」と復帰時期は定めず、治療を最優先する。

 姉に金メダル数こそ超えられたが、自身は金・銀・銅メダルを獲得した高木美は「五輪が終わる最後まで強い気持ちを保ち続けることができた」と完全燃焼したもよう。「静かなところでのんびりしたい」と本音を漏らした。高木姉妹は平昌で全てを出し切り世界一となった。

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2018年2月26日のニュース