白鵬 横綱在位単独1位 患部は「ほぼ違和感ない」も春場所出場は明言せず

[ 2018年2月26日 12:08 ]

記者からの質問に笑顔を見せる横綱・白鵬
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 日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。横綱・白鵬(32=宮城野部屋)が北の湖を抜き、史上単独1位の横綱在位64場所目を記録した。

 白鵬はこの日、大阪市天王寺区の宮城野部屋宿舎で会見。大記録について数年前から意識していたことに感慨深い表情を見せた。平昌冬季五輪にも言及。印象に残った日本選手として、女子カーリング、女子スピードスケートの高木姉妹、男子フィギュアスケートの羽生結弦を名を列挙。特に羽生については「けがをして4年に1回の五輪を迎えるのは想像できない。しかも連覇。おめでとうの言葉を贈りたい」と祝福した。

 春場所について「大阪の人たちは非常に相撲を知っている。相撲ファンに賜杯を持っている姿を見せられれば」と意欲を示した。先場所途中休場の原因となった両足の親指の状態についても説明。特に不安が強かった左足親指については「1カ月たってからも俵を踏む時に違和感があった。大阪に来る前に立ち合いをして、四股を踏んだとき、ほぼ違和感がない状態だった」と回復しつつあることを明かした。

 その一方で「来週、出稽古にいったらどうなるか。親指というのは、やったことのある人しか分からない」と出場に関しては明言を避け、慎重な態度もみせた。

 横綱審議委員会から批判を受けた荒々しい立ち合いについては「言われる以上、できるだけ直していこうと、心掛けていきたい」と話した。

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2018年2月26日のニュース