ショートトラック吉永 無念の失格「気持ちが前に行きすぎた」

[ 2018年2月10日 23:52 ]

平昌冬季五輪 ショートトラック男子1500メートル予選 ( 2018年2月10日 )

ショートトラック男子1500メートル予選4組、林孝峻(左)を負う吉永(左から2人目)。3着でゴールしたが失格に(AP)
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 ショートトラック男子1500メートル予選が行われ、日本勢は横山大希(23=トヨタ自動車)、吉永一貴(18=愛知・名古屋経大市邨高)、渡辺啓太(25=阪南大職)の3選手が出場したが、いずれも準決勝進出はならなかった。

 ショートトラック男子では最年少代表となった4組の吉永は積極的なレース運びで3着でゴールしたものの失格となった。

 【吉永に聞く】

 ―レースを振り返って。

 「集中して臨めたと思っていたけど、五輪の何か、歓声だったりに飲まれて、ちょっとだけ浮き足立ったのがペナルティーの要因かなと思う。でも、自分としてはペナルティーがあったとはいえ、3位に入れたし、もっと修正できるところがあると考えると、なんとなく自分の実力があるところが分かった。直せる時間はまだある。すぐ直してリレーと1000メートルで巻き返したい」

 ―反則をした感覚はあったか。

 「やったとは思ったけど、勝つと信じて最後まで滑った。強引に行き過ぎたのはあった。強引になるところまで追い込まれたのが今回のダメだったところではないかと思う」

 ―直せるところはどこか。

 「気持ちがハイになって、前に前に行きすぎた。レーススタイルが浮き足立って前に行きすぎた。加速して抜けば絶対に抜けた場面だし、待てばスピードが落ちて抜けたと分かっていたのに、気持ちが前に行きすぎてファイトしてしまった。ファイトをしないようにとレース前には思っていたのに」

 ―自信になったのところはどこか。

 「自分のレースがうまくできなかった中で3位。(準決勝に)上がれる力があるのが分かった。あとは、ゴールに対してどう道筋を立てるかを修正しないといけない」

 ―韓国の選手と一緒に滑った。声援の大きさをどう感じたか。

 「大きかった。滑る前は歓声が上がったら韓国の選手が来ているんだなと思っていたけど、強弱はあるにせよ、常に大きい声で、コーチからの声が聞こえないほどだった」

 ―北朝鮮の(美女軍団の)応援は聞こえたか。

 「すごいなと思った。きれいでした」

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2018年2月10日のニュース