最終聖火ランナーはやはりヨナさん、“国民の妹”が大トリ点火

[ 2018年2月10日 05:30 ]

平昌冬季五輪開会式 ( 2018年2月9日 )

平昌五輪の最終聖火ランナーとして聖火台に点火するキム・ヨナさん(AP)
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 開会式のハイライトとなる聖火の最終点火者は予想通りだった。フィギュアスケートの10年バンクーバー五輪女王のキム・ヨナさんがスケート靴を履いて白いワンピースで華麗に舞うと、アイスホッケー女子の南北合同チームの2人から聖火を受け取って点火した。ギリシャで採られた聖火を韓国に持ち帰ったのに続き、2度目の大役を果たした。

 今大会には招致活動から積極的に協力した。11年には、平昌が開催都市に選ばれた国際オリンピック委員会(IOC)総会でプレゼンターの一人として登壇した。14年ソチ五輪で銀メダルを獲得し、現役を引退すると、大会組織委員会は早速、広報大使に任命。昨年11月には国連で、00年シドニー五輪開会式での韓国と北朝鮮の合同行進を振り返りながら「平昌五輪を通じ、平和のメッセージが世界に広がると信じている」とスピーチした。

 韓国ではモデルを務める清涼飲料水の広告が至るところに貼られ、人気を物語る。国外でも知名度があり、27歳になった「国民の妹」が今回もヒロインを演じた。

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2018年2月10日のニュース