決勝に進めず…大久保「自分のやりたいルーティンを決められたが…」国武は力不足痛感

[ 2018年2月10日 20:15 ]

日の丸を持ったファンの声援に笑顔で手を挙げる大久保勇利
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 スノーボード・スロープスタイル男子の予選が10日に行われ、大久保勇利(17=ムラサキスポーツ)は75・05点で予選2組の8位、国武大晃(16=STANCER)は43・16点で同14位に終わり、、各組上位6人による11日の決勝には進めなかった。

 3つの障害物セクションと3つのジャンプセクションが用意されたコース。強風に加えて風向きが定まらず、1回目の日本勢は向かい風に苦しめられた。大久保は、1つ目のジャンプ台でスイッチバックサイド1260を仕掛けたが回転が足りずに転倒。国武も2つ目のジャンプ台でキャブ1260で十分な飛距離が出ずに転倒した。

 2回目は大久保が追い風をもらって、ダイナミックな滑りを見せた。スイッチバックサイド1260、フロントサイド1080、最後はバックサイド1440と完遂。しかし最初のジャンプで少し手をついたことが響いた。「1本目は少し硬かった。2本目は何も考えずにいけてよかった。自分のやりたいルーティンを決められたが、悔しいことは悔しい」と残念がった。

 この日が16歳の誕生日だった国武は2回目も向かい風を克服できず、3つ目のジャンプまでつなげられなかった。「五輪は楽しかったけど予選通過できなくて悔しい。スピードがつけづらかった。もっと大きな飛びをしないといけないし、ジブ(障害物)もちゃんと乗って安定感を出さないと点数が出ない」と力不足を痛感した。両選手とも21日予選のビッグエアにも出場する。

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2018年2月10日のニュース