張本、CMも最年少!2月からオンエア「学研教室」に異例抜てき

[ 2018年1月23日 06:15 ]

初めてのテレビCMに出演することが分かった張本
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 卓球の全日本選手権で男子シングルスを史上最年少で制した張本智和(14=エリートアカデミー)が、初めてテレビCMに出演することが22日、分かった。教育サービス大手「学研」が運営する学習教室「学研教室」のCMで、2月からオンエア。卓球では福原愛(29=ANA)が幼少期にテレビCMに出た例があるが、男子選手としては史上最年少記録になる。

 史上最年少で日本の頂に駆け上がった張本が、また記録を打ち立てる。「学研教室」に小学1年で入会していた縁で、CMイメージキャラクターに抜てき。自身初のテレビCMが2月から放映開始される。卓球関係者は「卓球の男子選手で中学生でCMに出るなんて、聞いたことがない」と言う。女子では福原が幼少期に「永谷園」などのCMに出演したことがあるが、男子選手では最年少のCMデビューだ。

 中学2年生の張本はコート上で圧倒的なプレーをするだけでなく、両親の方針もあって、学業にも本気で取り組んできた。「頭を使って考えることが一番重要だと思う。卓球しかできなかったら、ここまで来られなかった」と男子シングルスの決勝後に話していた。海外遠征にも宿題や教材を持参。「授業についていけるように頑張っている。負けず嫌いなんで、やっぱりいい点も取りたい」。昨年末にプレーと勉強のシーンを撮影。関係者によると、「チョレイ!」と声を上げる場面はないという。

 男子シングルス制覇から一夜明けた22日、張本は都内の中学校に登校。全日本で4種目、計19試合を戦った疲労を考慮し、味の素ナショナルトレーニングセンターで練習は行わずに休養に充てた。今季の最大目標は、世界選手権団体(4月29日開幕、スウェーデン)での金メダル獲得だ。「もっと強くなって、負けない実力をつけたい」。日本一の次は世界一。さらなる高みを目指して、天才少年は進撃する。

 ≪女子は多数出演!愛も佳純も“みうみま”も≫卓球界では子供時代から知名度の高かった福原愛が幼少期の「永谷園」から現在まで多数のCMに出演している。石川佳純は所属の「全農」、平野美宇と伊藤美誠の“みうみま”はスポンサーの「河合塾マナビス」などのCMに出演している。

 ▽張本の全日本選手権 ジュニア男子シングルスは、14歳205日の史上最年少で優勝。平野美宇(エリートアカデミー)と組んだ混合ダブルスは4回戦敗退、宇田幸矢(エリートアカデミー)と組んだ男子ダブルスは準決勝敗退。男子シングルスは決勝で水谷隼(木下グループ)を4―2で撃破し、14歳208日の史上最年少で日本一に上り詰めた。

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2018年1月23日のニュース