NBAバックスがキッド監督を電撃解雇 4季目で退団

[ 2018年1月23日 10:59 ]

解雇されたバックスのキッド監督(AP)
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 NBAバックスは22日、地元ミルウォーキーでのサンズ戦の直前にジェイソン・キッド監督(44歳)を解雇した。

 ジョン・ホーストGM(34歳)は「決断は早かった。このチームはもっと違うレベルに向かわなくてはならない。変革の時が来ていた」と4季目を迎えていた指揮官を解雇した経緯を説明。サンズ戦からは英国代表監督の経験もあるジョー・プランティー・アシスタントコーチ(48歳)が監督代行を務めることになった。

 キッド監督は2014年4月、バックスがドラフト指名権を放出し、ネッツとのトレードという形で移籍。バックスでは通算139勝152敗で、今季は23勝22敗で東地区全体8位の成績を残していた。しかし年が明けて迎えた2018年になって4勝7敗。球宴で先発するヤニス・アデトクンボ(23歳)を擁しながら勝ち星は増えてこなかった。

 スポーツ専門局のESPNによれば、そのアデトクンボはキッド監督に「上層部がやっていることは正しくありません。自分に何かできることがありますか?オーナーに進言しますよ」と留任に向けた“アシスト”を申し出たが、同監督は「きみにできることはもうないんだ」とやんわりと拒否。AP通信によれば主力ガードのエリック・ブレッドソー(28歳)は「彼はいい仕事をしていた。でもこれもビジネス。もはやコントロールできない」と語っており、選手も動揺を隠せない様子だった。

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