栃ノ心1敗死守 164キロを豪快つり出し!平幕給金一番乗り

[ 2018年1月23日 05:30 ]

大相撲初場所9日目 ( 2018年1月22日    東京・両国国技館 )

雪の中、両国国技館を後にする栃ノ心
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 怪力の栃ノ心が御嶽海との1敗対決を制し平幕勝ち越し一番乗りとなった。右のかち上げから突っ張り、右四つに組み止めると164キロの相手を豪快につり出した。「うれしい。よかったね」と素直に喜んだ。全勝の鶴竜を1差で追うのは栃ノ心だけ。横綱、大関との対戦を終え初優勝の期待が膨らむ。八角理事長(元横綱・北勝海)は「今日の立ち合いをしていれば最後までいけるんじゃないか。強いね」と称賛した。

 ニノ夫人は昨年11月8日に長女アナスタシアちゃんを出産し、現在もジョージアに滞在。寂しい1人暮らしとなったが「料理をつくるのが好き」と自宅の台所に立つことが気分転換にもなっている。得意は「ソウジィ」と呼ばれる故郷の肉料理。6本の包丁を持つ本格派で付け人にも食べさせているという。

 優勝争いは「あまり考えたくない。硬くなるから」と言うが、痛めている右膝の状態も良く力強さを増している。自宅だけでなく土俵上でも対戦相手を料理し続け、土俵を盛り上げていく。

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