登坂、苦戦も復帰V 左足手術で13カ月ぶり実戦「地獄だった」

[ 2017年9月25日 05:30 ]

レスリング全日本女子オープン53キロ級決勝   ○登坂 テクニカルフォール 田中● ( 2017年9月24日    静岡・三島市民体育館 )

決勝で相手を攻める登坂絵莉
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 53キロ級でリオ五輪48キロ級金メダリストの登坂絵莉(24=東新住建)が左足手術からの復帰戦を優勝で飾った。

 リオ五輪以来1年1カ月ぶりの実戦の緊張感に加え、大会直前には体調を崩すなど不安もあった。「思った以上に苦しい試合だった」と準決勝では0―6とリードされ、決勝でも先制を許してから逆転した。1月に手術を受け、4連覇の懸かる世界選手権も欠場したが、足の痛みは残ったままだ。それをかばうことで踏み込みが鈍るなど「今日のままでは全日本で勝つのは難しい」と現状を認識した。

 それでも「地獄だった」という苦しい一年を乗り越え、復帰できたことは大きな前進。「また世界チャンピオンを目指したい」と誓った。

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2017年9月25日のニュース