黄金カード再び…ナダル、フェデラーとの対戦は「凄く重要で特別」

[ 2017年1月28日 00:17 ]

決勝進出を決めたナダル
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 フェデラーとナダル。両者合わせて4大大会の優勝回数は31回を数える。29日の男子シングルス決勝では、レジェンド2人による黄金カードが再び実現する。ナダルは「ロジャーと4大大会決勝で対戦できるのは凄く特別だ。僕らはまだ高いレベルにあって、大きな大会で優勝を目指せるということだからね」と語った。

 互いに高め合ってきたライバル同士、特別な信頼関係もある。昨年10月、ナダルが故郷のマジョルカ島にアカデミーをオープンした際にはフェデラーが開校式にゲスト参加した。それぞれケガを抱えていただけに「いつかチャリティーマッチか何かできたらいいね」と話していたというが、エキシビションどころか4大大会決勝という大舞台での顔合わせとなった。「あのときは夢にも思わなかった。決勝で、しかも年明け一発目の4大大会でなんてね」とナダルにとっても驚きの展開だ。

 両者の対戦成績はナダルの23勝11敗。初対戦は米フロリダ州のマイアミで行われた04年ナスダック・オープンの3回戦で、当時まだ17歳だった世界34位のナダルが、すでに世界1位だったフェデラーをストレートで破って一躍脚光を浴びた。直近の対戦は15年11月のスイス室内決勝で、フェデラーが地元で優勝しており、1年2カ月ぶりの対戦となる。

 4大大会では9勝2敗とこれまたナダルが大きく勝ち越している。直近の対戦は14年全豪オープン準決勝でナダルが勝利。決勝となると11年全仏オープン以来6年ぶりとなるが、この時もナダルが勝利を収めている。

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2017年1月27日のニュース