矢野 首位発進!大好きミャンマー 昨季人生初アルバトロスの地

[ 2017年1月27日 05:30 ]

男子ゴルフツアー レオパレス21ミャンマー・オープン第1日 ( 2017年1月26日    ミャンマー パンライン・ゴルフクラブ=7103ヤード、パー71 )

第1日、11番でティーショットを放つ矢野東=パンラインGC
Photo By 共同

 アジアツアーとの共同開催となる今季第2戦が開幕した。ツアー通算3勝で昨年のこの大会で2位だった矢野東(39=フリー)が8バーディー、2ボギーの65をマークし、アンジェロ・キュー(38=フィリピン)と並び首位に立った。谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は70で39位。昨季賞金王の池田勇太(31=フリー)は72で70位だった。

 矢野が好スタートを切った。開幕戦SMBCシンガポール・オープンで予選落ちした悔しさを払拭する65の好スコア。「先週予選落ちして2週連続は嫌だと思ってやっていた。先週はいろいろなミスがあったけど、いいときの自分をイメージしながらできた」と満足げに振り返った。

 パットがさえた。インから出て1つ伸ばして迎えた15番で7メートルのバーディーパットをねじ込み16番でも再び7メートルを沈めた。17番は3・5メートル、18番は1・5メートルを決めて4連続バーディー。後半も勢いは衰えない。7番でも7メートルのロングパットを入れて9番は1・5メートルの好機をものにした。

 フェアウエーキープは14ホール中8ホール。ティーショットの制御に苦しみながら16ホールでグリーンを捉えてチャンスを生かした。「グリーンが硬くて重い。読みきることは難しい。中途半端では後悔するので入っても入らなくてもいいと決め打ちしたのが良かった」と胸を張った。

 オフは寒い日本で練習した。だが「長袖を2枚も3枚も着ても(体の動きが悪く)球のつかまりは悪いし、試合で気合が入ったときの球と違ってくる」とショットの感覚をつかめないまま開幕を迎えた。暑い東南アジアでラウンドを重ねてようやく調子を取り戻した。

 ミャンマーは、アジアツアーを転戦していた時代を含めて4度目。昨年のこの大会は第3日に人生初のアルバトロスを達成するなど2位と健闘。「寒い日本から来て2試合目で調子が出るのかも。海外の試合の雰囲気は好き。この緩さがいい」と相性の良さを自覚している。08年ブリヂストン・オープン以来のツアー4勝目がターゲットになるが、「あまり欲をかかずに残り3日間やりたい」と冷静に話した。

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2017年1月27日のニュース