錦織5年ぶり決勝進出!世界37位ミュラーに逆転勝ち

[ 2016年10月29日 23:56 ]

準決勝ミュラー戦でリターンする錦織(AP)
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 男子テニスのスイス室内第6日は29日、スイスのバーゼルで行われ、シングルス準決勝で世界ランキング5位で第3シードの錦織圭(26=日清食品)は同37位のジレ・ミュラー(33=ルクセンブルク)と対戦。4―6、7―6、6―3で逆転勝ちし、5年ぶりの決勝進出を果たした。

 ミュラーとは11年のウィンストン・セーラム・オープン以来約5年ぶりの対戦。過去2戦2勝と相性のいい相手に対して錦織は第1セット、第3ゲームでブレークに成功。ところが、第8ゲーム、今大会初めて自身のサービスゲームをブレークされると、4―5の第10ゲームでもブレークを許し、このセットを失った。

 続く第2セットはお互いのサービスゲームをキープする展開。4―5で迎えた第10ゲーム、2度のマッチポイントをしのいだ錦織を、6―6からタイブレークで2度のミニブレークに成功、7―3で制してセットカウントを1―1のタイに戻した。

 続く第3セットもサウスポーの強力なサーブに苦しんだ錦織だが、第6ゲームでブレークに成功。ミュラーのダブルフォルトが続いたワンチャンスをものにして6―3で押し切った。この勝利で、自己最多を更新する年間56勝目とした。


 これで錦織は自己最多の年間56勝に到達。すでに31日発表の最新世界ランキングでは自己最高に並ぶ4位になることも確定している。決勝ではマリン・チリッチ(ユーゴスラビア)とミーシャ・ズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。

 ▼錦織圭の話 ずっと冷静だったし、自信を持って戦っていた。第2セットの相手のマッチポイントでは、ミュラーがネットにつきそうなほど前にいたので、ロブを打った。とにかく厳しい試合だった。

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