松山5位フィニッシュ!年間ポイントランク自己最高13位

[ 2016年9月27日 05:30 ]

最終ラウンド、ホールアウトし、ギャラリーの声援に応える松山英樹

米男子ゴルフツアーツアー選手権最終日

(9月24日 米ジョージア州アトランタ イーストレークGC=7385ヤード、パー70)
 首位と3打差の5位から逆転を狙った松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算6アンダー、274の5位で今季最終戦を終えた。ロリー・マキロイ(27=英国)が通算12アンダーで並んだライアン・ムーア(33)、ケビン・チャペル(30=ともに米国)とのプレーオフを制して優勝し、積算ポイントによる年間王者のタイトルも初めて獲得。大会の優勝賞金のほか、年間王者のボーナス1000万ドル(約10億1000万円)も手にした。松山はポイントランキングで自己最高の13位となった。

 逆転での今季2勝目を目指した松山だったが、最後まで課題のショットに苦しめられた。フェアウエーを捉えたのはわずか3度。安定しないティーショットを小技でカバーしたが、「大変な一日だった。よくダブルボギー1個で収まったなという感じ」とため息をついた。

 3、4、5、7番と立て続けにバンカーから寄せてしぶとくパーを拾った。9番で4メートルのフックラインを読み切って初バーディーを奪うと、歓声に手を上げて応えた。これで勢いに乗ると、11番で3・5メートルを沈め、12番はティーショットを左に曲げたが、ラフからの第3打がピンに当たってカップイン。連続バーディーで上位の背中が視界に入った。

 しかし、14番で2メートルのパーパットを決められず「あれが大きかった」とがっくり。優勝のマキロイら3人が64をマークした伸ばし合いについていける状態ではなかった。ティーショットをラフに入れた18番はアプローチをミスしてダブルボギー。悔しいシーズンの締めくくりに「いいショットはゼロ。その中で優勝が狙えたのは良かった。でもこれをずっと続けるのはしんどい」と苦笑いだ。

 今季は2月のフェニックス・オープンで米ツアー2勝目を挙げた。その一方で全米オープン、全英オープンとメジャー2戦連続予選落ちを喫するなど苦しんだ時期もあり、「ショットが今年はずっと悪かった。早く立て直せるようにしたい」と課題を挙げる。それでも、年間ランク自己最高の13位になったのは地力がついている証拠でもある。3週後には日本オープンに出場。「今週のパットがあれば優勝争いできる確率が高くなる。それまでにショットをしっかりと調整したい」と気を緩めることなく戦い続ける。

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