ヒート ボッシュに事実上の戦力外通告、健康チェックパスできず

[ 2016年9月27日 19:57 ]

現役続行が絶望的となったヒートのボッシュ(AP)

 NBAヒートのパット・ライリー球団社長(71歳)は26日、メディカルチェックで不合格となったフォワードのクリス・ボッシュ(32歳)について「彼のヒートでのキャリアは終わることになるだろう」と事実上の戦力外通告ともとれる発言を行った。

 ボッシュは昨年2月に脚に血腫が発見され、肺血栓塞栓症(エコノミー症候群)に悪化するおそれがあることから戦列を離脱。昨季に復帰したものの再び同じ症状でプレー続行が不可能となっていた。今キャンプを前にして本人は復帰に向けて動いていたが、チームの検査では不合格。ライリー社長は「クリスは前向きに考えていると思うが、彼の復帰に向けて我々が動くことはない。これは最終的な結論だ」と、ファイナルで2度の優勝に貢献したベテランに見切りをつけたようだ。

 ボッシュとの契約はあと3年(総額7600万ドル=約76億円)残っているが、チームに登録されなければ来年2月からはサラリーキャップの対象外。NBA13シーズンで平均19・2得点をマークしている有能なプレーヤーだが、現役続行は絶望的な状況となってきた。

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2016年9月27日のニュース