東芝 逆転開幕3連勝 W杯決勝会場日産スタジアムで初開催

[ 2016年9月11日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第3節最終日 東芝21―19キヤノン

(9月10日 日産スタジアム)
 7試合が行われ、東芝はキヤノンを21―19の逆転で下し、開幕3連勝で勝ち点を13に伸ばした。東芝は1点を追う試合終了間際にスクラムでのターンオーバーからペナルティーを得て、SH小川高広がPGを決めて逆転。試合はトップリーグ史上初めて、19年W杯日本大会の決勝会場となる日産スタジアムで開催されたが、7万人超の収容を誇るスタジアムで観衆は1万1223人にとどまった。また、第3節を終えてヤマハ発動機が首位に浮上した。

 合言葉は「1時の方向」だった。1点を追う試合終了間際、速攻で相手陣22メートル内に進入も、リーチがノックオンして相手スクラム。チャンスはついえたかに見えたが、スクラムでターンオーバーに成功した。その後の攻撃で相手の反則を誘って逆転PG。リーチが「知念の目がギラギラしていた」というように途中出場のプロップ知念らフロントロー3人の猛プッシュが勝利を呼び込んだ。秘けつは「組み合った後に(時計の)1時の方向に3人で押すこと」。理想のスクラムを最後に体現した知念は「19年W杯決勝で自分が立てればベスト。まずは一歩一歩」と話した。

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2016年9月11日のニュース