柔道女子の南條監督退任へ 井上男子監督は続投

[ 2016年9月11日 20:47 ]

 柔道女子日本代表の南條充寿監督(44)が退任することが11日、関係者の話で分かった。新体制は11月からスタートし、全日本柔道連盟は後任監督らを決める14日の理事会に向けて調整している。男子代表の井上康生監督(38)は続投する。

 南條監督は2013年1月に暴力指導問題が発覚し、引責辞任した当時の監督の後を受け、同年3月に就任。指導陣が大幅に刷新された女子代表を立て直し、リオデジャネイロ五輪では70キロ級を制した田知本遥(ALSOK)ら7階級でメダル5個をもたらしたが、任期は同五輪までの予定だった。

 金メダルゼロだった12年ロンドン五輪後に就任した井上監督は、リオで初の全階級メダルを成し遂げた。手腕や人望は揺るぎなく、20年東京五輪までチームを率いる。

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2016年9月11日のニュース