池江 有言実行の日本新V!「東京五輪までこの勢いを止めないように」

[ 2016年9月11日 05:30 ]

岩手国体・競泳 日本新で優勝した池江璃花子

競泳2016希望郷いわて国体

(9月10日 盛岡市総合プール)
 少年女子B50メートル自由形決勝はホープの池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が24秒67の日本新記録で優勝した。2月に自身がマークした日本記録を0秒07更新。50メートル、100メートルの自由形とバタフライの計4種目で日本記録を持つ東京五輪の星は次なる夢舞台までその勢いのまま突き進む。

 水をかくごとに加速して池江は驚異のスピードでゴール板に迫った。タイムが表示されると、インタビューを受けている最中だった萩野でさえ驚き、目を丸くした。リオ五輪7位相当の記録を叩き出し、池江は「今季最後は日本新で締めくくりたいと思っていた。有言実行できて凄くうれしい」と目尻を下げた。

 7種目に出場したリオ五輪から帰国し、その足で広島に移動。日本高校選手権(8月17~20日)と全国JOCジュニアオリンピック杯(東京、22~26日)を連戦した。反動で疲労がたまり、自由形の練習では腕を回す時に呼吸ができないほど背中の痛みが出た。入念なケアで回復に努めたが、大会直前まで自由形で泳ぎ込めず万全ではなかった。そんな中での記録更新に村上コーチは「気持ちの切り替えが上手」と称賛し、池江は「東京五輪までこの勢いを止めないようにしたい」と力を込めた。

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2016年9月11日のニュース